9月11日

『かみなりに勝ったゾ!』の巻


 夕べから大雨ね。 朝はほとんど降っていなかったので、カッパを着こんで出かけることにしました。 「どこへいくの?」と口々にきくので「どこへ行こうかぁ」と言うと、たくまがまっ先に「山王児童館がいい!」。いっつも「沢田児童館」しか思い浮かばない子どもたちなのでひとつ返事で「よし!山王児童館に行こう」となりました。途中「運動会の練習だー」とかわちゃんがゴールになって「ゴールまでヨーイドン!!」

○たくま ○みう
○たいと ○りょう  ○かおり   →    ゴール  ○かわちゃん
○みずえ ○みなが ○しんじ               ○くりりん
○あゆみ ○まゆこ

 クラス別にハンデをつけてのスタート。 それでもやっぱり大きい子たちが速かったよ。 車が多くなるところまで何度も何度もヨーイドンして走っていったら「あーあんまり走ったからドキドキが止まらなくなった」とみずえ。あとはジャーマン通りをのんびり歩いて行きました。

 児童館の入り口にまっかにうれた柿がボトッとひとつ落ちていた。どこの柿もまだ青々としているのになぜかこの柿だけが赤く色づいている。「この柿あまがきかな。しぶがきかな。どー思う?」皆「シーン」。たえこが二つに割ってだれか勇気のある子、なめてみてくれない?」とさし出すと、子どもたちズズッと一歩あとずさり。仕方がないのでたえこが味見をする。ぺロッ。たえこ「?」ペロペロッ。たえこ「……んー」子どもたちまの表情を固唾をのんで見守る。「あ、甘いや。うれすぎてちょっとすっぱくなってるけど甘い」といったとたんピーチクパーチク「ちょーだい」「ちょーだい!」の嵐。たえこに毒見させたくせにさ!と心の中でブーたれるたえこであった。

 児童館では1Fの図書室でそれぞれ好きなことをしてのんびり遊んだよ。12時になったので「もう片付けて帰ろう」と言うと「やだぁー」「帰りたくなぁーい」といつものように抵抗する。そしたらね、キンコンカンコンと鐘がなったんだよ。「あ、児童館がおしまいの合図だ!あーあ、もっと遊んでたかったのにねぇ。残念だけど帰ろー」と思わずほくそえむたえこ。ありがたーい鐘の音でした。 帰らないでズーッと遊んでられる外ランチの日がもっと増やせるといいんだけどね。予算のこともあるけど秋になったらドンドン外ランチして一日中遊びほうけよー。

 というわけで、全員カッパを着こんで無事外へ出る。行く時収穫したうれてないザクロを皆で食べる。実も白くてすっぱーかったけど口の中がさっぱり。再びピーチクパーチク大騒ぎで食べたよ。今度宝石のように赤くて光っていて甘いザクロを収穫したいな。 帰る時だんだん雨がひどくなってきて雷も少しゴロゴロし始めたよ。「たいへん!」「逃げろー!」「雷さんが来るー!」と一目散に走る。走ると小やみになり、止まるとザーッと降ってくる。「あ、雲がどんどん流れていくよ!」「雷とお陽様と闘ってるのかなぁ」などと話していたら、たいとが「そうだ。元気がないと雷にやられちゃうんじゃなぁい!?」たくま「そうだよ。雷は元気な子がきらいだと思うよ」たいと「じゃあさー。歌歌いながらいけばいいんだよ!」といいことに気づく!!そしてあるこぉ〜あるこぉ〜と歌い出す。歌いだすと雨が小ぶりになった気がする。「あ!やんだのかな。やっぱり歌うたったからだよ」と喜ぶたいと。皆大きな声で歌を歌いながら雨の中を楽しそうに歩く。あるこ〜あるこぉ〜元気な歌声が雨の中に響き渡り灰色の景色が虹色に変わっていく。トトロのコーラスに混じって、あゆ、で〜んでんむしむし〜。みう、いっぽんでーもニンジンと大声をはりあげ微妙なハーモニーをかなでていたよ。

 「ただいまぁー」とまごめの玄関に入ったとたん不思議なことに雨がザザーッ!!とすごい勢いで降ってきたよ。「あー。歌をやめたからね」「やっぱり雷は歌歌って元気にしてる子どもがきらいなんだね」と大満足な子どもたちでした。長ぐつの中までビショビショになってしまったけど、雷さんと子どもたちの闘いは子どもの勝利!!何でも楽しくしていまう子どもの前にこわいものはないのだー。
かくて雨の日も大森ジャングル探険隊はゆく  〜街を虹色にぬりかえるため〜

     

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