さわやかな秋晴れの日が続いていますね。
秋が大好きなブログリレー5番手、すもも・息子(2歳クラス)、もも・娘(0歳クラス)の父です。子どもはもう一人、卒園児の娘(小2)がいます。
「共同保育」という言葉、聞いたことありましたか?
簡単にいえば、子育てを保育者に任せきりにするのではなく、親も一緒に関わっていこう、ということなのですが(ホームページの「まごめの特徴」もご参照ください)、私は入園するまで知りませんでしたし、就職活動中の保育士さんに尋ねても殆どが首を傾げますので、知らなくて当然なのかなと思います。
この「共同保育」は、まごめの大きな特長ですが、ぶっちゃけ、いったい親が何をするの?とか、仕事のために預けるのに仕事の負担になったら意味がないのでは?とか、率直な疑問が出てくるところだと思います。
そこで、私からは、実際の親の役割について、ざっくばらんにお伝えします。
親の役割として大きなものは、隔週で開催される運営会への参加と、各種行事(もちつき、納涼会、運動会、クリスマス会など、年間10ちょっと用意されているものから1つを選択)の担当です。
運営会は、会計・経理や保育者の人事など運営に関する重要事項の報告・承認が行われたり、直近の行事について準備状況を確認・報告し合ったり、各学年に分かれてまごめでの日常について話をしたりと、内容は濃いのですが、食事をしながらの座談会的な雰囲気です。金曜日の保育時間後に開催されるので、仕事帰りの母が中心ですが、父の姿もちらほら。
子どもが小さいうちは泣いたり、眠くなったり、運営会にいるだけで大変というのは、ここにいる全ての親が経験してきたことです。なので、途中参加・退出ももちろんOKですし、無理しないで帰ったら?なんて声をかけ合うような、そんな温かい環境があります。
行事についても、内容的に新人さん向きと言われているものもありますので、先輩方と相談しながら決めることができます。
それ以外に、まごめでは小委員会というグループ(任意参加。本当に。)を作っていて、総務、会計、人事などの役割を分担しています。
私は、人事委員会に所属しているので、職員と入園児の採用に関与しています。例えば、「保育士就職フェア」のブースで採用活動をしたり、入園児向けの説明会で話をしたり、実際に面接に同席したり、そんなことです。
この写真は、保育士就職フェアにブースを出したときの様子です。
共同保育の意義について、私が感じているところを書きます。
我が子が過ごす場所や一緒に過ごす人たちを深く知ることで、子どもが毎日何を感じ、何を考え、何ができるようになっていくのかという成長をかなり近いところで見守ってあげることができる。
そして、保育者や他の子どもたちや親たちが何者なのか、何を考えているのか、どういった個性・人間性を持っているのかを理解することで深い信頼関係が生まれる、ということかなと思います。
先日行われたまごめの運動会では、小2の長女がOGとしてリレーに参加しました。長女は在園時には恥ずかしがり屋でリレーが苦手でした。そのことを知っている多くの親からたくさん感動の声を聞かせてもらいましたし、涙ぐんで喜んでくれた職員もいました。
職員と親が、子どもたちみんなの様子をずっと見守ってくれている環境が長女をここまで成長させてくれたんだなと、私も感無量でした。
親はお金を払って時間と保育サービスを買い、サービスの内容は連絡帳での短文のやり取りだけでしか知ることができない。時々顔を合わせる人がどの学年の園児なのか、又は、誰の父母なのか分からない。保護者会では、やけに丁寧だけれども保育の内実には踏み込まない説明だけ。そんな保育園、少なくないのではないでしょうか。
しかし、それが当たり前と思って諦めてしまうには、我が子の就学前の大切な6年間はあまりに長すぎませんか。
保育のプロ達と一緒に大切な我が子の保育に関与できることは、仕事との関係では大変かも知れませんが、それと同時に、子供の成長を傍で見守るかけがえのない機会を持てるということなのです。
ブログリレー、私で父が3人続いたのですが、今度は私が陰で「CEO」と呼び、尊敬の気持ちをいつも伝えているベテラン母に登場してもらいたいと思います。
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まごめ共同保育所では、2021年度新規入園希望者の保育見学を受け付けています。
詳しくは、下記をご覧ください。
https://www.magomekyodo.org/blog/other/1692/
本年は10月1日にオンライン保育見学会も予定しています。詳しくは下記をご覧ください。
https://www.magomekyodo.org/blog/other/1746/