創設者の言葉
まごめ共同保育所(以下、まごめ)は1975年に「(行政で言うところの)保育室」として大田区中央の地に産声を上げました。その後、大森山王に移転し、「僕達の保育園には庭がありません。地域の街全部が僕達の庭です。」をスローガンに「街を遊ぶ」を実践してきました。
上記のように、まごめの保育の内容についてはっきりとしたイメージを持ち、人に伝えられる言葉を持てたのは15年がたった頃です。
まごめは「まごめてくてく探険隊」を柱に「共同保育」を実践していくんだ、と…
今はまごめのやり方は素晴らしい、と確信しています。
子ども達は思いっきり遊ぶ、大人達は繋がってそれをしっかりと支える。
簡単にいえばそういうことです(簡単すぎるか…ははは)。
保育者と親は対立しない。子どもを育てるパートナーとして信頼しあう。
そういう関係作りをすることで保育者は子ども達の「やりたーい」を満足させる保育ができる、ってことです。
こういった「理念」がしっかりまごめの中心となってぶれることなく掲げられています。
今後ももっともっと「親も子どもも保育者も」居心地のいい保育園にするために、みんなで知恵を出し合っていきたいと思います。
2003年の6月に大森山王に別れを告げ、都の認証保育所として西馬込へ引っ越してきました。
まごめにとって未開拓の地はなかなか新鮮で、「今日はどんな発見があるのかな?」とワクワク。
探険にも力が入ります。
以前のテリトリーにも思ったより近く、日々の探険エリアがぐんと広がりました。
引っ越しを通して心身ともに一回り大きくなったまごめ。
五感を駆使し、自分で体験することで豊かな感性を育む「まごめてくてく探険隊」は、実体験が希薄になってきている時代の中で、ますます意味深いものになってくるでしょう。
「まごめてくてく探険隊」で思いっきり遊びながら、子ども達に「生きる力」をつけてもらいたいと思っています。
やりたいことがうまくできないときは、考えて、工夫して、自分の気持ちを人に伝えて分からないことはドンドン聞いてとにかくやってみよう。
きっとうまくいくから。できないことはいやなことじゃないものね。できた時すごーく嬉しいものね。
自分に自信を持って!そう願いつつ毎日子ども達と過ごしています。
大人達頑張ろうね。
子ども達の笑顔のために。
子ども達の未来のために。